SNS広告×店頭デジタルサイネージ広告を実施
ヴィークレアは、2023年9月20日より新しく発売された、独自のハニージェル処方を採用した「アンドハニー ボディウォッシュ」の初期認知の獲得〜売上を狙い、SNSで広告配信の期間で、ドラッグストア最大手「ウエルシア薬局」の店頭プロモーションの実施を行いました。
SNS広告×店頭デジタルサイネージ広告の施策は、SNSでZMOT(※1)、店頭でFMOT(※2)と両方にアプローチすることができ、リアルな売り場の非計画購買を最大化させることができるコミュニケーション手段です。
※1.ZMOT(ズィーモット、Zero Moment of Truthの略称)
2011年にGoogleが提唱したもので、「顧客は店舗を訪れる前に何を買うかを決めている」とする購買モデル・マーケティング理論
※2.FMOT(エフモット、First Moment of Truthの略称)
2004年にP&Gが提唱した購買モデルで、顧客は店頭での数秒間で購入するかどうかを決定するというもの
広告出稿の概要
全国のドラッグストア:約500店舗
期間:11日間(2023年10月10日~2023年10月20日)
広告の表示回数:全店舗合計で約231万
配信日時:配信可能な全時間帯※
配信間隔:1回/2分
尺:15秒
※MADSのデジタルサイネージネットワークは、プログラマティックに任意の曜日、時間に出稿が可能
効果比較対象要素
期間:広告出稿前と広告出稿中の期間
出稿の有無:広告出稿の店舗と広告出稿ありの店
広告出稿の効果
広告を出稿した店舗では、出稿していない店舗と比較し「+18.6%(※)」の売上が向上しました。また曜日に関わらず15時台以降の時間帯で増加が多い結果となりました。
※PI値で算出:金額PI(Purchase Index)値=売上金額/レジ通過客数×1,000
広告出稿店舗における商品認知、購入意向が高いスコアに
ウエルシアに出稿期間中、訪れた人を対象にアンケート調査を実施した結果が下記です。
◯商品認知:「&honeyを知っている」という商品認知の割合
デジタルサイネージ広告を出稿していない店舗と比べ、+27.1%と高いスコアとなりました。
◯商品購入意向:「&honeyを購入したい」という購入意向の割合
デジタルサイネージ広告を出稿していない店舗と比べ、+26.5%とこちらも高いスコアを示しました。
発売時期の出稿のため、過去の残存認知が存在しないことから、デジタルサイネージ広告の影響が直接、商品名の認知・購入意向の向上に寄与したと考えられます。
次にSNS広告との相関関係の結果です。
◯商品認知:「&honeyを知っている」という商品認知の割合
SNS・デジタルサイネージ広告の認知者が、本調査で最も高いスコアで40.5%に
◯商品購入意向:「&honeyを購入したい」という購入意向の割合
SNS・デジタルサイネージ広告の認知者が、本調査で最も高いスコア70.6%に
総括
結果として、SNS広告とデジタルサイネージ広告の両方を認知したユーザーの購入意向が最も高く、リアルな売り場における「広告の接触」は消費者の購買行動に有効であるという結果となりました。
今後、購買(POSデータが動きやすい)に繋がりやすい15時以降の配信量の割合を増やし、購入意向を高める為に、引き続きSNS広告とサイネージ広告を同時に実施することで、より高いROIが期待できると考えます。