株式会社I-ne様 |ナイトケア ビューティーブランド「YOLU」

株式会社I-ne様 |ナイトケア ビューティーブランド「YOLU」

株式会社I-ne

2023.02.03

ナイトケア ビューティーブランド「YOLU」がリアル店舗における非計画購買を促進するために、SNS施策に加えてサイネージ広告を実施した事例をお伝えします。
5月にリラックスナイトリペアシリーズ(YOLUの新シリーズ)を、10月にナイトジェルヘアマスク(YOLUの新商品)を対象としたドラッグストアの店頭サイネージ広告出稿〜検証を行いました。

SNS起点でサイネージ広告を実施

同社はSNS広告やインフルエンサーを起点とした認知、話題、評判の醸成が目立った印象を得ています。「サロンを超えた」などというコメントもあり、商品便益が分かりやすく比喩され、さらに認知が広がっていました。

SNS施策に加え店頭における商品再認知(リマインド)を図ることで、想起購買に繋がり、結果店舗売上への影響を期待し、出稿に至りました。

物販系BtoC-EC市場のEC化率は未だ9%以下と言われ、市場全体は13兆2,865億(経済産業省「令和3年度電子商取引に関する市場調査 報告書」 ) さらに、ドラッグストア市場は8兆5,408億円(日本チェーンドラッグストア協会(東京都)「2021年度版業界推計 日本のドラッグストア実態調査(速報版)」 )というデータからも、オフラインへチャネルの取り組みの強化は売上全体を考える上で不可欠であるとMADSは考えています。

出稿概要

全国のドラッグストア:約1,000店舗
期間:約1カ月間
想定リーチ数:約80万人
広告の表示回数:全店舗合計で約700万
音声:商品名とコピーを謳い来店したお客様へ棚への誘導を行う
クリエイティブ:9:16の縦型(SNS広告で使用していた動画と、商品画像が映った静止画)
尺:6秒

出稿スケジュールと効果比較期間

出稿前月と出稿月、および、サイネージ広告の出稿店舗と非出稿店舗で比較を行いました。

概算効果

・商品に対する認知:+13%(サイネージ広告接触者)
・購入意向
 └SNS広告単体認知者:約83%
 └サイネージ広告単体認知者:約81%
 └ いづれも未認知:約60%
 └ いづれも認知:約95%
・売上貢献:サイネージ広告を実施した店舗で+12.5%のPI値*のアップ
 *PI値:金額PI(Purchase Index)値=売上金額/レジ通過客数×1,000

 ※株式会社mitorizによるレシートデータを元にしたアンケートによる オンライン調査(n数:ストア来店者205名)

結果として、SNS/インフルエンサー投稿とサイネージ両方認知したユーザーの購入意向が最も高く、非計画購買に象徴されるようにリアル店舗における「広告の接触」は消費者の購買行動に有効であるという結果となりました。

総括

結果を見ながら、より購買(POSデータが動きやすい)に繋がりやすい曜日、時間帯への出稿、またどんなクリエイティブがより効果的か見ていくことを今後検討できればと考えています。

また店頭のみならず、事前の商品認知、話題においてSNSは消費者とのコミュニケーションにおいて重要な接点であると考えます。どのチャネルで認知を獲得し、購買寸前の消費者にドラッグストアサイネージで再認知させ想起購買を行うという事例は今後も増えていくと思います。

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