株式会社バルクオム |ザ フェイスウォッシュ ローション|SNSクリエイティブのABテストで見えた勝ちパターン

株式会社バルクオム |ザ フェイスウォッシュ ローション|SNSクリエイティブのABテストで見えた勝ちパターン

株式会社バルクオム様

2025.08.18

株式会社バルクオムは、「ザ フェイスウォッシュ ローション」リニューアルに伴う販売促進施策として、ドラッグストア店頭のデジタルサイネージ広告において、SNSクリエイティブを二次利用した広告出稿を実施しました。

同社はこれまでの取り組みから、従来のブランドクリエイティブと比較してSNSクリエイティブの二次利用が売上向上に寄与しやすいことを把握しています。
そのため、今回の施策では、特に売上効果に高く寄与するクリエイティブを特定することを目的に、2種類のSNSクリエイティブを用いたABテストを実施しました。

株式会社バルクオム様について

「メンズスキンケアブランド世界シェアNo1」というMISSIONを掲げ、男性のライフスタイルの中で得られる体験や価値観、そしてそれらがもたらす感動や充実感までをもデザインした美容商材を提供しています。

出稿概要

 ・配信先 :ウエルシア薬局(ドラッグストア最大手)
 ・店舗数 :1,100店舗
 ・配信期間 :32日間
・ABテスト背景:以前よりリテールサイネージへ出稿していたが、SNSクリエイティブ二次利用の効
果傾向は未検証だったため

<調査・分析概要>
ウエルシア薬局
・POSデータを元にPI値※で算出

※金額PI(Purchase Index)値=売上金額/レジ通過客数×1,000 

出稿後の効果

サイネージ広告によって広告実施前に比べて5.1%売上アップ

広告出稿前の比較期間と比べ、出稿期間中は売上が 5.1%増加する
明確な成果が確認されました。数値として効果が示されたことで、
以前から立てていた「SNSクリエイティブを店頭施策に二次
利用することで購買を後押しできる」という仮説が裏付けら
れました。単なる認知拡大にとどまらず、購買行動にプラスの
影響を与えられることが実証された点は大きく、今後の施策展開
においても再現性のある有効なアプローチであると確認できました。

ターゲットである仕事帰りの男性層からの売上を獲得!

時間帯別の売上推移を分析したところ、19時以降に売上が伸長していることが確認されました。

仕事帰りに来店する男性顧客層というターゲットに、広告が寄与した可能性が高く、この時間帯においてターゲット購買が促進されたのではないかと考えられます。

店頭クリエイティブABテストの概要

【クリエイティブA】

<起用インフルエンサー>
・TikTokフォロワー4万人

<クリエイティブの特徴>
・ 商品便益のコメントが多く、テロップが見やすい

<効果>
・クリエイティブAを流したサイネージ広告は広告出稿前と比べて8.1%売上アップ
・クリエイティブBに比べると、TikTok内でのエンゲージメントは低かった

【クリエイティブB】

<起用インフルエンサー>
・TikTokフォロワー60万人

<クリエイティブの特徴>
・使用者目線のコメントが多い
・「俺も使ってます」のようなインフルエンサー自身の価値を押し出している

<効果>
・クリエイティブBを流したサイネージ広告は広告出稿前と比べて2.6%売上アップ
・クリエイティブAに比べると、TikTok内でのエンゲージメント高かった

広告主様の声

曜日や時間帯ごとの視聴データから、どんな層にリーチできているかが見えるようになり、次回以降の出稿設計のためのクリエイティブや配信内容をより効果的に調整できました。また、TikTokなどで拡散された動画をそのままサイネージでも活用できるため、相性の良さを感じています。こうした取り組みによって、サイネージを使った店頭販促がしっかり売上につながっていると実感しています。

本施策のポイントまとめ

◼︎ 店頭環境ではインフルエンサーの影響力よりも商品情報の即時理解性が重要
◼︎ 便益訴求型クリエイティブは、購買行動をより強く後押しする効果がある
◼︎ 男性向けの商材をリテールサイネージで訴求する場合、仕事帰りの時間帯が効果的

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