デジタルOOHアドネットワーク事業およびCMS開発・運用事業を行う、株式会社MADS(東京都渋谷区 代表取締役:穴原 誠一郎、以下MADS)は、ドラッグストアを中心とした消費者の購買心理の検証のため、リテールメディアの実態調査を行い、その結果をお知らせします。
【調査概要】
・調査対象:全国、20歳以上 65歳以下、男女
・回収期間:2023年06月19日 ~ 2023年06月20日
・サンプル数:600
・調査方法:ネットリサーチ(Freeasy:6月20日調べ)
目次
■事前に購入予定の無かった商品を実店舗で購入することはあるか
約80%の人が「ある」と回答。
約5人に4人という高い比率で非計画購買が起こっていることが判明。
■店頭における情報(POP等の販促物や広告)をきっかけに商品を購入することがあるか
約70%の人が「ある」と回答。店頭での広告は購買行動に大きく寄与することが判明。
■TVやSNSを見て、興味が湧いた商品があっても、実店舗で別の商品に目がいくことがあるか
60%以上の人が「ある」と回答。来店以前に認知・興味のある商品があったとしても、
半数以上の消費者が実店舗の場で、別商品に対して興味が発生することが判明。
■どんな情報(POP等の販促物や広告)だったら購入してみたいと思うか
最も多かったのが割引等の情報(70.3%)であり、それに次いで
新商品(リニューアル含む)や、商品便益が消費者の購入における有効な情報と判明。
■最も良く行くドラッグストアは何処か
最も多いのがウエルシア薬局で、次にマツモトキヨシ、スギ薬局、サンドラッグといった結果
今回の調査により、実店舗における情報は非常に高い比率で、消費者の非計画購買に寄与していることが分かりました。その為、店頭売上の向上を図るには、リアル店舗での商品購入に至る決定の瞬間「FMOT(※1)」を狙ったコミュニケーションが重要になると考えられます。
また、店頭以前の認知を図ることで、よりFMOTに寄与するとした場合、TVやSNSにおける「ZMOT(※2)」の強化も同時に重要と言えます。
MADSは「新しい情報流通のカタチを創る」というビジョンを実現すべく、今後も多くの広告主様、事業会社様、ロケーションオーナー様向けに様々なサービスやソリューションを展開してまいります。
※エフモット、First Moment of Truthの略称
2004年にP&Gが提唱した購買モデルで、顧客は店頭での数秒間で購入するかどうかを決定するというもの
※ズィーモット、Zero Moment of Truthの略称で「顧客は店舗を訪れる前に何を買うかを決めている」とする購買モデル・マーケティング理論