オンライン最大のリテールメディア「Amazonの活用術」

オンライン最大のリテールメディア「Amazonの活用術」

マイケル高橋

2023.03.16

2022年のAmazonJapanの売上高は約3.2兆円、ドルベースで243億ドル、グローバルの日本市場は約5%とオンラインのリテールメディアの雄であるAmazonの活用ポイントにおいて重要な要素を考察して参ります。

Google検索結果は「約 4,980,000,000 件(2022年3月1日時点)」
日本市場においては2004年以降検索数も伸びています。

また、海外と同様に、昨今日本でも、店舗同様、DtoCサイト上の広告枠や、ECモールの雄である、Amazonがリテールメディアとして注目されています。

独自のアルゴリズムや物流システムにより、Amazon利用ユーザーは増加の一方をたどっています。

■Amazonにおける売上向上の3要素

◯Amazon内SEO

Amazon の検索対策を行うことは、流通における棚どりと同義です。
いかにユーザーが探している検索ワードにおいて、検索で優位に立てるかが購買に直結します。店頭でいうと消費者が潜在的、顕在的に欲している商品も見つかりにくいと購買機会を失っています。

AmazonのSEOのアルゴリズムは以下の要素で構成されます。
特定の要素のみならず、複合的な対策が検索順位をあげていく上では重要となります。

販売速度(=直近の販売実績)
×
注文率
×
商品詳細ページの一致率

×
レビュー数(内容)
×
外部流入数

多くの企業においてAmazonではSEOと広告の両面におけるテコ入れを行うことで、売上も伸びROASの改善の実績が証明されています。

◯商品ページ
せっかく商品ページにたどり着いてもカートに入らないと意味がありません(店頭でいうとカゴ入れて、レジまで運ばれないと売上になりません)

商品ページでチェックすべき事項は以下10点となります。

✓拡大メイン画像はユーザーにアトラクトできているか?
✓欠品はないか?
✓サブ画像は3枚以上用意されており、商品の魅力が伝わる内容か?
✓商品仕様整備はがれているか?
✓合わせ買い対象か?
✓プライム限定のメリットはあるか?
✓レビュー数が10件以上あるか?
✓A+コンテンツはあるか?
✓カートに不備はないか?
✓価格は適正か?

どう自社商品がユーザーに伝わるか!?はレビュー内容をテキストマイニングで解析し、自社の強み弱みを把握し、競合商品と比較し訴求の開発をし続けることが重要です。

◯大前提の商品認知
Amazon内検索⇒商品ページの設計が出来ていても、そもそも該当商品がターゲットユーザーに認知されており、便益を感じられている状態でないと、母数が不足します。

ここはAmazonに依存する前にマーケティング戦略が重要となります。
よりAmazonへのトラフィックに集中する場合は、Amazon DSPの活用を推奨します。

■企業担当者の行うべきこと

Amazon約3割がベンダーでなくメーカーアカウントです。
そして、Amazon広告はマーケティング部が担当するケースがありますが、リテールメディアとして捉えると店舗営業の方が兼務で担当しているケースも少なくはなく、複雑なAmazonアルゴリズムを理解し対策することは容易ではありません(Amazonの特徴として、サポートはあってもコンサルティングがAmazonから行われることはない)

多くのメーカー企業がAmazonのポテンシャルを活かしきれていない状態が多いのが実情です。まず、現状を把握し、どこまで売上が上がるかを分析してみることを推奨します。

MADSでは以下のような分析も提供していますのでお気軽にお問合せください。

・Amazon外検索分析
・SEO順位分析
・カテゴリトレンド分析
・注文率×ページビュー数分析
・商品ページ分析(画像|内部キーワード|レビュー分析)からの訴求開発
・広告投資バランス(出品者カテゴリー|広告タイプ別|キャンペーン設計|配信手法別)
・ASIN分析

具体的な支援範囲は以下の範囲となります。
是非ご相談があればお問い合わせください。



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マイケル高橋

マイケル高橋

株式会社MADS CMO。マスマーケティング、コミュニケーションデザインを主軸とし、上場企業の顧問等も担う。Google SaaS Day 2020年登壇。NIKKEI BtoBマーケティングアワードファイナリスト。

株式会社MADS CMO。マスマーケティング、コミュニケーションデザインを主軸とし、上場企業の顧問等も担う。Google SaaS Day 2020年登壇。NIKKEI BtoBマーケティングアワードファイナリスト。

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