デジタルOOHアドネットワーク事業およびCMS開発・運用事業を行う株式会社MADS(東京都渋谷区 代表取締役:穴原 誠一郎、以下MADS)は、生活者のメディア接触実態および広告に対する意識を明らかにするため、全国の男女を対象に調査を実施いたしました。
その結果、テレビから動画配信サービスへの利用シフトや、デジタル広告への拒否感、そして屋外広告への高い受容性が示されましたのでお知らせいたします。
【調査概要】
・調査対象:全国、10歳〜65歳以上、男女
・回収期間:2025年5月29日 ~ 2025年7月17日
・サンプル数:205
・調査方法:全国の美容室タブレットサイネージ「OCTAVE」によるアンケート調査

■普段、最もよく利用しているメディアは何ですか?

■テレビ(地上波・BS含む)を1日にどのくらい視聴しますか?

■YouTube、TVer、ABEMA、Amazon Prime Video、Netflixなどの動画配信サービスを1日にどのくらい視聴しますか?

■動画配信サービスで広告が表示された際、不快に感じることはありますか?

■SNSやウェブ上で、自分の関連商品の広告が頻繁に表示されることについて、飽きや不快感を感じますか?

■街中や移動中に見かける屋外広告に対して、「新しさ」や「興味」などの偶然の出会いを感じることはありますか?

■街中や移動中に見かける広告の中で、特に印象に残るものをお選びください。

調査結果から、生活者のメディア利用が大きな転換点を迎えていることが明らかになった。若年層ではテレビよりYouTubeの利用が約4倍に達し、40〜50代でも動画配信サービスの利用がテレビと同等となっている。すでに世代を問わず、動画配信サービスが主要なコンテンツ消費の場となりつつある。
一方で、広告への受容性は極めて低い。動画配信サービス内やSNSに表示される広告について、約9割が「不快」あるいは「飽き」を感じている。生活者はコンテンツの視聴には積極的であるが、そこに介入する広告には否定的な態度を示す傾向が顕著である。
その対照として、街中や電車内で出会う屋外広告に対しては約8割が「新しさ」や「興味」を感じている。ポスターや電車内広告、美容室のタブレット広告など、日常動線での“偶然の出会い”は記憶に残りやすいことが示された。
以上の結果から、広告戦略においては、ターゲティング精度の高いデジタル動画の活用と、生活者の移動動線上での屋外広告を組み合わせることで、「選択」と「偶然」を両立させることが、今後の効果最大化につながると考えられる。